ある日じいじがタバコを吸っているのをみて、
ちー「ちーも、大人になったらタバコ吸いたいなー」
妻「えー、できれば吸わないで欲しいなぁ」
ちー「なんでー?」
妻「タバコは身体に悪いから」
ちー「じゃあなんでじいじは身体に悪いのにタバコ吸ってるの?」
妻「じいじは若い時から吸ってるから、やめられなくなっちゃったんだよ」
ちー「なんでやめられないの?」
こんなやりとりがあったようです。
親としてはできればタバコは吸って欲しくないですが、なんでやめられないか、上手く説明できないですね。きっとドーパミンか何かが出て依存症になるんですよね。そもそもタバコがどうやって作られているのか、正しい知識をつけてちーに説明するために、調べてみました。
タバコはナス科の「タバコ」からできている
タバコはナス科の、「タバコ」という植物から作られています。
タバコは植物から作られているというのはなんとなく知っていましたが、そのままのネーミングの「タバコ」という植物があることは知りませんでした😓
タバコに使われるのは、葉の部分ですね。
有害物質は、この植物「タバコ」に含まれるのでしょうか?植物「タバコ」に罪はあるのでしょうか?
どうやら植物「タバコ」の葉の成分にニコチンが含まれているようです。このニコチンは強い依存性を持つ毒物ですので、植物「タバコ」は恐ろしい植物でした。
でも、タバコには様々な化学物質が入っているとか聞いたことありますよね。それはどこから発生するのか、もう少し見ていきます。
タバコの主な有害物質はニコチン・タール・一酸化炭素
タバコの煙の成分まとめ
タバコの煙の成分をまとめたわかりやすい表があったので転載させていただきます。
ニコチン
ニコチンは上で見たとおり、植物「タバコ」の葉に含まれる成分で、強い依存性をもつ物質です。
タール
タールというのは物質そのものの名前ではなく、タバコの煙の見えない粒子の総称をタールと言います。通称、「ヤニ」と呼ばれるものです。タールの中には200〜300種の有害物質が含まれております。
一酸化炭素
一酸化炭素は、タバコの煙に含まれるガス成分の中の一つです。一酸化炭素は、炭素を不完全燃焼すると出る物質です。ヘモグロビンと結びつきやすいという性質があります。ヘモグロビンは酸素を運ぶ役割を持ちますので、一酸化炭素に取られてしまうことで、酸素欠乏状態になりやすく、動脈硬化のリスクが上がります。
いずれもタバコを燃焼したり、不完全燃焼することによって発生する煙に含まれます。
喫煙者が吸う煙を主流煙といい、タバコの先端から出る煙を副流煙といいますが、タバコを吸う時はタバコに付いているフィルターによって有害物質が減るため、主流煙よりも副流煙の方が有害物質の量が何倍も多いそうです。
なぜ、依存症になるのか
タバコに有害物質がたくさん入っていて、その中のニコチンという物質によって依存性になることがわかりました。では、依存性になるとき、私たちの身体で何が起きているのでしょう?
お酒やタバコ(ニコチン)を摂取すると、脳内に快楽物質であるドーパミンが分泌されます。このドーパミンが分泌されると、脳の報酬系が刺激され快感を覚えます。報酬系の刺激による快感は、一度体験すると、また同じ快感を求めるようにできているので依存状態となります。
うちのじいじ、去年脳梗塞やってタバコはドクターストップなのに辞められないみたい。依存症恐ろしやですね。
受動喫煙者が依存性にならない理由
今までの話を整理すると、ニコチンが依存性を引き起こす物質で、副流煙にもそれは含まれていて主流煙より何倍も多い。
であれば、受動喫煙者が依存性にならないのはなぜなのでしょう?
「はぁ、気持ちいい、もっと私の前でタバコ吸ってー!」という状態になってもおかしくないのではないでしょうか?
これは、2011年アメリカの研究報告がありました。それによると、
閉所で1時間の受動喫煙をした場合、自身が喫煙をする場合と同程度のニコチン量が脳に届き、直接的な影響を与えることが判明しています。
また、この影響は、普段から喫煙している人だけでなく、喫煙の習慣がない人にも認められました。
普段から喫煙している人にとっては、受動喫煙により喫煙渇望(喫煙したいという状態)が誘発されることも明らかになっています。この結果を受け、アメリカ国立薬物乱用研究所(NIDA)の所長は、「慢性的、または重度の受動喫煙に遭った場合、脳内のニコチン濃度はさらに高まるため、最終的に(受動喫煙による)ニコチン依存症につながる」とコメントしています。
重度の受動喫煙を受けると、依存症になってしまうんですね!😱
ちーはじいじがタバコ吸ってたら部屋から出ていく(よう教育している)ので大丈夫です!🤗
タバコのこと、だいぶ理解できた気がします!これでちーに聞かれても答えられるかな!笑
参考