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イチョウはなぜ臭いの?臭いのになぜ街路樹なの?

イチョウです。
紅葉が綺麗な時期は一瞬で、すぐに冬が来てしまいますね。冬は寒いので嫌いです。

突然ですが、イチョウの種「銀杏(ギンナン)」って臭いですよね。
綺麗なイチョウ並木を歩いて幸せな気分で家に帰ったのに、靴に付いた悪臭に気づくと最悪な気分になります。

あんなに臭いのに、イチョウ街路樹として植えられている木の中で1番多いそうです。なぜでしょう?

今日はイチョウのなんで?を調べてみます。

イチョウが臭い理由は?

銀杏が臭い理由には諸説あるようですが、

一つは、他の動物に食べられないようにするためと言われております。

他のというのは、食べて欲しい本命の動物がいるからです。

それは恐竜です。
イチョウ生きた化石と言われるほど太古の昔から生きています。
恐竜は銀杏を丸ごと食べてくれるので都合が良かったようです。
恐竜に種を運んでもらい、フンから繁殖していました。

なので、恐竜以外の他の動物に食べられないようにするために臭くなった。

という説があります。

(他の動物がかじって食べても繁殖できるのでは??と思っちゃいましたけど🤔)

では、恐竜がいない今、イチョウはどうやって繁殖しているのでしょうか?

実は、野生のイチョウほぼ絶滅しています。(絶滅危惧種)
街路樹や公園に生えているイチョウは人間が栽培した物です。
イチョウが種から育つには非常に時間がかかるので、人工的に栽培するのが一般的なようです。

☆豆知識☆
野生のイチョウは20世紀初めに中国で見つかり、それまでは絶滅したと考えられていました。
イチョウ科の植物は、このイチョウ1種しか残っていません。

臭いの元となる成分は?

銀杏に含まれる酪酸エナント酸という物質が臭いの元です。

チーズなどの発酵食品にも含まれる物質
人間の足の臭いもこの酪酸のせい

  • エナント酸

腐敗臭を放つ油状の液体

この2つの物質が合わさり、臭いを放っています。

臭いのに街路樹に多い理由は?

こんなに臭いのになぜイチョウは街路樹に多いのでしょうか?

イチョウが街路樹に増えたのは、大正12年関東大震災以降といわれています。
関東大震災では多くの火災が発生し、ほとんどの街路樹は焼けてしまいましたが、イチョウの木の多くは燃え残り、延焼を防いだそうです。

☆豆知識☆
イチョウは水分を多く含むため、延焼を防ぐ役割があります。

他にも、

  • 多くの県の木、市の木に指定されている
  • 手入れ管理が簡単
  • 見栄えが良い

など、イチョウを街路樹に採用する理由はいろいろあります。

最近は、雄の木だけを選別して植える所も多いようです。
銀杏をつけるのは雌の木だけなので、臭くならないからです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
銀杏が臭い理由と、臭いのに街路樹になっている理由がわかりました。
あの臭いは苦手ですが、それも含めて秋の風物詩を楽しみたいなーと思います。

ではまた!