「明日誰かに話せるニュース」をコンセプトに、ニュースを超かんたんにまとめています。
今回は、ロシアのウクライナ侵略についてです。
ロシアとウクライナの間で何が起きているのでしょうか?
イギリスのリバプールで開かれていたG7=主要7カ国外相会合は、ロシアがウクライナに侵攻すれば「厳しい代償をはらうことになる」との外相声明をまとめ閉幕した。
12月12日に発表された声明では、緊張が高まるウクライナ情勢について、ウクライナを支持する姿勢を強調する一方、ロシアに対しては「国境を変更するための武力行使は、国際法により厳しく禁じられている」とけん制している。
また、この問題では、10万人規模のロシア軍が国境周辺に集結しているとみられているが、声明では「もし軍事的侵攻が行われれば、甚大な結果と厳しい代償を招くことになる」と警告している。
G7外相会合閉幕 ロシアへ「ウクライナ侵攻なら厳しい代償」 中国の人権問題も議論|FNNプライムオンライン
なるほど、ウクライナ国境にロシア軍が10万人送り込まれたと。
そして先進各国はやめなさいと言っていると。
簡単ですね、終わり!
とは行きませんね。
ニュースって歴史的背景とか、何が起きているか読者が知っていることを前提に作られるものが多いので、そもそもなぜロシアとウクライナが緊張状態にあるのか、根本がわからないのです。
ニュースの内容が入ってこない理由は知識不足です。
もっと詳しく知りたい!
と思いインターネットで調べ始めると、今度は難しすぎてすぐにお腹いっぱい。
気がついたらそっとブラウザーを閉じていることありませんか?
そんな悩みを解決するべくニュースを調べて、小学生でも分かるようにかんたんにまとめてみました。
この記事を読んでざっくり要点をつかむと、ニュースがより理解しやすくなると思いますよ!
ロシアのウクライナ侵略
いま、起きていること
ロシアがウクライナ国境に軍を集結させました。
ロシアの目的はなに?
なぜいま、ロシアとウクライナが緊張状態にあるのか?
簡単に言うと、自分の思い通りに支配していたウクライナが、勝手な行動をしたので怒ったということです。
歴史的背景も踏まえて簡単に説明します。
もともと、ロシアとウクライナは一つの国だった
地図を見てもわかるとおり、クリミア半島、どう見てもウクライナの土地ですよね?
日本は、クリミア半島はウクライナの土地とみなしています。
ですが、ロシアは、クリミア半島はロシアの土地だと主張しています。
ちなみに、国連加盟国でクリミア半島をロシア領土と認めている国は1国もありません。
なぜロシアはクリミア半島をロシアの土地だと主張しているのでしょうか?
歴史的背景は複雑ですが、元々はロシアもウクライナも、ソビエト連邦(ソ連)という一つの国でした。
その後、ソ連の崩壊によって、ロシアとウクライナは別の国になりました。
ソ連の崩壊
1922年12月30日に成立したソビエト連邦は、69年後の1991年12月25日に崩壊。
同日、ソビエト連邦に比して規模が小さいロシア連邦が成立。
かつてのソビエト連邦を構成した国々は、それぞれが独立国として別々の外交政策を採り始めた。
しかし、ソ連崩壊後も、ウクライナは親ロシアの国として、実質ロシアが支配する国(実効支配)となっています。
そしてクリミア半島は、ソ連時代からの軍事的要地のため、ロシアが手放さないということです。
ロシアを怒らせたウクライナのNATO加盟問題
NATO加盟協議のために、ウクライナの大統領がアメリカに行ったことが、ロシアを怒らせました。
もう少し詳しく見ていきます。
ウクライナの東側では、ロシアの内戦による被害が以前から多く起きています。
そこでウクライナは、自分の国を守ってもらうために、NATOに入りたいのです。
NATOに入れば、加盟国はウクライナが攻められた時に、ウクライナを守る義務が生じますので、アメリカや他のヨーロッパの国に守ってもらえるのです。
ロシアからすると、実効支配するウクライナにアメリカの後ろ盾が付くことは、当然許せるはずがありません。
軍事的要地であるクリミア半島の所有を巡っても、アメリカや欧州諸国に干渉されては面白くないでしょう。
そこでロシアは、ウクライナ国境へ軍を送って、「これ以上勝手なことをすると攻撃するよ。」と威嚇しているわけです。
戦争になるの?
ウクライナはNATOに加盟していませんが、先進各国は、「もし、ロシアがウクライナを侵略するようなら全力で阻止するよ。」とロシアに警鐘を鳴らしています。
ロシアもNATOを相手に全面戦争を起こすことは考えられませんので、戦争にはならないと見られています。
ざっくりまとめ
ロシアとウクライナが緊張状態にある理由
ロシアはクリミア半島を自分のものにしたいので、ウクライナに勝手な動きをされては困る。なので軍を起こして威嚇している。ということでした。
日本もつい75年前は戦争で東京一帯は焼け野原でした。
machinoikimono.hatenablog.com
私たちは産まれてきてから平和で当たり前な世界を生きていますが、世界はまだまだ荒れています。
さいごに、本記事は参考資料をもとにまとめたものです。私個人の意見・思想ではありませんことをご理解ください。