「暑い日はなるべく外に出ずクーラーの効いた室内で過ごしましょう。」
今日はコレについて考えます。
人類の文明の利器、クーラーがなければ日本人はもう夏を越せないのでしょうか。
クーラーがない時代はあり、当然その時代にも夏はあったわけです。
クーラーがない時代の人はどうやって夏を過ごしていたのか、今との違いを考えてみました。
クーラーがない時代もあったのに、夏はクーラー絶対つけろっておかしくない?
クーラーが一般家庭に普及したのは1970年代
クーラーが一般家庭に普及したのは1970年頃です。
1970年以前の生活と今の生活を比べれば、なぜ今の日本人はクーラーが必要なのかがわかりそうです。
昔は今ほど暑くなかった?
昔の夏は今みたいに暑くなかったんじゃないの?
まずはじめに思いつくのが、「昔はそんなに暑くなかったんじゃないか?」説です。
気象庁のホームページに統計がありましたので、エアコンがない時代と今を比較してみました。
うーん、たしかに昔より今の方が気温は上がっている
でも昔も夏は暑いね
昔も毎日35℃近くあったのね、とてもエアコンなしでは暮らせないわ
確かに1960年代と比較して気温は上がっていますね。
でも、37℃を超える猛暑日も記録されています。
とてもクーラーなしでは過ごせません。
単純な気温以外にも、現代人がクーラーなしでは生きられない理由があるのかもしれません。
舗装されたアスファルト
昔と違うところは、道路がアスファルトで舗装されていることです。
現在のアスファルト舗装率は90%を超えています。
が、1970年のアスファルト舗装率は15%程度でした。
夏場のアスファルトの表面温度は60℃を超えることもあり、昔の人と比べて体感している温度は気温以上のものがありそうです。
そうそう、ベビーカーは地面に近いから、夏場に外歩くの怖いのよね。
百葉箱は涼しいところに置かれている
気温を観測する温度計は、設置場所に細かい条件があります。
いくつか例をあげると
・地上から1.5mの高さに設置すること
・周囲の建物や樹木から、その高さの3倍の距離をとること
・人工の熱源から十分に離すこと
・自然な環境に設置すること(アスファルトの上は×)
要するに、とにかくだだっ広い自然な場所で気温を測定しているわけです。
そもそも涼しいところで気温を測定しているわけだ。
僕たちがいる場所の気温はもっと高いのかも…
家の造りの違い
昔と今では家の作りが違います。
昔の家
1960年代の家は、障子を全開放できて風通しが良く、床下にも空間があるので湿気がこもらないようになっていました。
当時の家は、夏の暑さをしのぐために設計されたとも言われています。
映画、ALWEYS3丁目の夕日は1958年の東京の下町が舞台です。
映画の中に出てくる家をイメージすると分かりやすいでしょう。
となりのトトロの時代設定も同じく1958年です。
話の中でめいちゃんに「ボロー!」と言われていましたので、あの家は当時でも古い方なのでしょう。
今の家
今の家は、防犯のために小さな窓を設置して、なるべく外から見られないようにした家が主流です。
当然、熱はこもりやすくなりますが、暑さ対策はエアコンを使えばいいというわけですね。
古き良き時代だね、半裸で出歩くおじさんとか普通にいたんだろうね
今やったら警察呼ばれるわ
まとめ
気温上昇だけでなく、街の都市化や家の造り、生活スタイルの変化によって、現代人はクーラーが必須であることが改めてわかりました。
みなさん、夏場は無理せずにクーラーを使って自分の身を守りましょう。
こんなときに電気代が上がるのほんとやめてほしい
家族の安全を守るために何ができるかな