サル痘という感染症が増えているそうです。
7月23日にWHOは「これは国際的な公衆衛生上の緊急事態だ」と宣言しました。
サル痘ってどんな病気なのかを調べてみました。
サル痘ってどんな病気?
サル痘はアフリカで初めて感染が確認されました。
リスなどのげっ歯類がウイルスを保有していると言われていますが、ハッキリとしたことはわかっていません。
症状は顔や全身の皮膚にボコボコができたり、発熱したりします。
2〜4週間で自然に治ることが多いです。
子供は重症化することがあり、アフリカでは子供が死亡した事例があります。
動物から感染することが多く、人から人に感染することはほとんどありません。
超至近距離で長時間飛沫を受けたり、性交のような濃厚接触で感染することがあります。
ワクチンと治療法は?
コロナが流行したときと違って、ワクチンや治療薬があります。
ワクチンは、天然痘のワクチンを利用します。
○発熱したり、ブツブツができたりする
○2〜4週間で自然に治る
○人から人への感染は稀で、性的接触で感染することが多い
○ワクチンがある
なぜサル痘が拡大しているの?
増えているサル痘感染者の多くは、男性同士で性交をした人であることがわかっています。
男性同士で性交する人が増えているから、サル痘が拡大していると言えるかもしれません。
男性同士の性交が増えている背景には、同性愛が国際的に認められてきていることや、マッチングアプリの普及で知らない人と出会いやすくなったことなどが考えられます。
アメリカでは同性愛専用のマッチングアプリもあり、同性愛の人はカミングアウトを必要とせず、自分に合った人と簡単に出会うことができるようになりました。
ゲイの方の中には、複数の人と関係を持つ人も少なくないそうです。
こうした背景が、感染急拡大の理由と言われています。
サル痘の名前の由来
サルに感染したのが最初に見つかったので、サル痘と名付けられました。
まとめ
サル痘は、普通に過ごしていれば感染することはなさそうです。
しかし、コロナの変異株のようにウイルスが形を変えて猛威を振るうこともあるので、警戒はしておきたいですね。