我が家に迷い込んだミスジミバエです。
ミバエというハエの一種です。
このミバエは、種によっては農業に大変な被害をもたらす種もあり、各地でミバエ根絶事業があるくらい、農家の敵なのです。
今日はミバエってどんなハエなのか調べてみました。
ミバエってどんなハエ?
ミバエは漢字で「実蠅」と書きます。
英語では「 fruit flies」と書きます。
その名のとおりミバエは、果実に卵を産み、果実を食べて育ちます。
そのためミバエは、果物がよく育つ熱帯の地域に多く分布しており、果物農家の敵なのです。
ミバエの種類
果物に被害をもたらすミバエにはどんな種類がいるのかいくつか見ていきます。
ウリミバエ
ウリミバエ - Wikipedia
東南アジア原産
スイカやキュウリなどのウリ類の害虫
トマト、ピーマン、パパイヤなどにも被害をもたらす。
日本に侵入したが、根絶された。
ミスジミバエ
背中に3本の白い筋があるのが特徴のミバエ
本州全土に分布していて、よく見かけるミバエ
他にも、
- かぼちゃを食べるカボチャミバエ
- さくらんぼを食べるオウトウハマダラミバエ
- みかんを食べるミカンコミバエ
などがいます。
食害する食べ物がそのまま虫の名前になっていて面白いですね!
虫にも水際対策がある?
感染症だけでなく、虫にも水際対策があるのをご存知ですか?
植物防疫所というところが、害虫の水際対策を行なっています。
machinoikimono.hatenablog.com
害虫の国内侵入を防ぐ、植物防疫所
害虫の水際対策を行っているのが、農林水産省の植物防疫所という機関です。
植物防疫所は、果物や植物に有害な生物を国内に侵入しないようにするために検疫をしています。
植物防疫所ホームページ
すでに国内にいるミバエはどうするの?
海外からやってきたミバエは、各地で根絶事業が展開されています。
ミカンコミバエは、東南アジア原産ですが、日本にやってきて被害をもたらしました。
ミカンコミバエ - Wikipedia
ミカンやトマト、ナス、ピーマンなどの果肉を食害します。
根絶事業によって、小笠原諸島では根絶されましたが、その後も奄美大島や九州本土で見つかっています。
どうやって国内に入ったのかというと、中国から飛んできたのではないか?と言われています。
以上、農家の敵「ミバエ」のお話でした。