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80年代の悪口を「ノンタン」で学ぶ

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ちー(娘)が大好きなノンタンシリーズより、「ノンタンのたんじょうび」の一幕で、ノンタンに内緒のサプライズパーティーの準備のために、みんながノンタンをのけ者にしたところ、ノンタンが怒ってみんなの悪口を言うのですが…

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「くまさんのどてかぼちゃ!」

「ぶたさんのとうへんぼくっ!」

「たぬきさんのおたんこなすっ!」

「うさぎさんのへちゃむくれっ!」

 

ひとつも意味がわかりませんでした(笑)

おたんこなすとかとうへんぼくは聞いたことありますが、昔使われていた人を馬鹿にするときの悪口なのかな?くらいの認識です。

 

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発行日を見ると、初版は1980年でした!

すごいロングセラーですね!妻もノンタンを読んで育ったようで、懐かしいと言って、ちーも欲しがるのでノンタンシリーズを買い漁っています。(私と割り勘で)

 

さっそく意味を調べてみました。

 

どてかぼちゃ

その中のとおり土手で育ったかぼちゃを意味します。昔は貧しい人のために、その辺の土手にかぼちゃが作られていました。ちゃんとした畑で作られたかぼちゃではないので、美味しくない、できそこないだということで、「役立たず」の意味で使われていたそうです。

 

とうへんぼく

漢字では「唐変木」と書きます。

偏屈な人や気の利かない人を罵る言葉です。

遣唐使が唐から持ち帰った変な木の人形」が語源と言われておりますが諸説あるようです。

 

おたんこなす

間抜けな人を罵る言葉です。

「炭鉱の茄子」から来ており、炭鉱の近くで育った茄子は灰を被って売り物にならないからだそうです。

他にも、「おたんちん」から転じたという説もあります。「おたんちん」は「お短ちん」で、小さいちんちんと男性を馬鹿にする言葉から来ています。

子供向けの本で何ということを😱

こちらも諸説あるそうです。

 

へちゃむくれ

へちゃむくれは、主に女性に対して相手の容姿を馬鹿にする時に使う言葉で、神奈川県や茨城県では今も使われる方言だそうです。語源はこちらも諸説あり、「平たい顔で不機嫌にむくれている」=「へちゃむくれ」だったり、「へちまくれ」から来ているとも言われております。へちまくれとは、昔はへちまをくり抜いて水筒の代わりにしていました。まくれた(曲がった)へちまは水筒にも使えないことから「役立たず」という意味で「へちまくれ」と言われるようになったそうです。

 

以上、皆共通して役立たずといった様なニュアンスの意味があるのですね。勉強になりました!