パート1では「何のために働くのか」
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パート2では「こころの平静をたもつ」
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のお話をしました。
パート3は、「期待しすぎず、日々たんたんと生きる」です。
期待しすぎず日々たんたんと生きる 人生をうまいことやる習慣【パート3】
あなたがほんとうに大切なものは何か
小さい子供をもつ親は、どうしても子育て中心の生活になります。
前はバリバリ仕事をしていたけど、子育てが忙しくてなかなか仕事に復帰できない、復帰しても居場所はあるのかと焦りを感じるお母さん。
毎日仕事が忙しくて家に帰るころには子供は寝ている。
成果やノルマのプレッシャー、責任に押し潰されそうになるお父さん。
それは本当に、あなたがやらなければいけないこと?
自営業の人は別として、会社で働く人は、その仕事はあなたがやらなくても、誰かがやります。
あなたの仕事を代わりにやる人はいるけど、子供にとって、お母さんとお父さんはあなた1人しかいません。
人それぞれ事情はあるでしょうけど、いま1番大切なものは何かをよく考えてください。
いまは子育てに集中する時期と決めて、子供とのかけがえのない時間をゆったりと過ごすのもいいんじゃないでしょうか。
求めすぎないこと
もっと成長したい、もっとお金がほしい、もっと有名になりたい。
いまの人は「もっともっと」にとらわれています。
もっともっと足りないものを追い求めたその先に、何がありますか?
あなたはほんとうに足りてないの?
家族がいて、毎日おいしいご飯を食べられているなら、それ以上はぼちぼちでええ。
競争のなかでストレスを感じるようなら、すでに持ってるものに目を向けてみましょう。
足りないものを追い続けるより、よっぽど楽に生きられます。
期待しすぎないこと
この人なら信用できる、わかってくれる。
この職場なら自分のやりたい仕事ができる、将来安泰だ。
この人なら、この職場ならという期待をすると、だんだん悪いところも見えてきて不満がでてきます。
期待しすぎは要注意です。
はじめから期待しなければ、ちょうど良い距離感で人や仕事と接することができます。
「なければならない」の荷物は捨てよう
「なければならない」は荷物みたいなもんです。
仕事でも家事でも、あれもこれもやらなければならないときはしんどいでしょう。
幸せも同じことです。
幸せでなければならないは、重荷になります。
特に、お金とか人脈とか、どんな車に乗っているかとか、他人と比べる幸せにはキリがありません。
上には上がいますから、一時的な満足感を得たあとは、また上をみてもっともっとを求め続ける。
人間どこかであきらめが肝心です。
「あきらめる」の語源はあきらかにするということです。
自分にとって本当に大切なものをあきらかにして、他の重荷は捨ててしまいましょう。
一隅を照らす存在であればよし
人は皆、誰かに自分の苦しみや悲しみをわかってほしい生き物です。
でも産まれる時も死ぬときも、人は1人なんです。
誰かが自分のことを完璧にわかってくれることはないし、四六時中自分のことを気にかけてくれる人もいません。
だからみんな不安や苦しみを抱えています。
結局は、自分ひとりで、自分らしくしか生きられないということです。
周りから平凡な人生と思われようが、自分らしく生きればいいんです。
時には家族や親しい友人と過ごして、自分の周りの人に温かい光をささやかでも送っていく。
そんな一隅を照らす存在であれればいいのです。
【参考文献】
本書では関西弁の語り口調で書かれていて、優しいおばあちゃんに、人生について大切なことを教えてもらっているような感覚になれます。