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美容常識の9割はウソ(本のまとめ)

美容常識の9割はウソという興味を惹く本を見つけたのでまとめてみました。
テレビCMの美容広告に惑わされないように、正しい肌ケアを実践しましょう。

以前に鈴木祐さんの著書「不老長寿メソッド」の「美肌」の章を読んで、美肌に1番良い行動は、美容広告を信じないことだという内容で、化粧品と乳液を使った一般的な肌ケアを根底から覆されました。
しかもそれが科学的にかなり信頼できる根拠を持っていたことに驚き、使っていた化粧品も乳液もやめて(男ですが)クレンジング、ワセリンと日焼け止めのみで肌のケアをしている私です。
(※私自身子供の頃からアトピーだったこともあり、決して美肌とは言えませんが…)

でもこの美容法を実践して肌の調子はかなり良くなりました。

そんな中、「美容常識の9割はウソ」というこのタイトルを読んで、やっぱりかー!!と思いました。
ぜひ化粧品も乳液も無意味だと断定し、私が実践していることが間違ってないことを証明する本であることを期待します。

美容常識の9割はウソ

はじめに

著者は落合博子さん、形成外科医で再生医療研究室室長として皮膚の再生を毎日研究されている方です。
「科学的なエビデンスに基づいて信頼できる事実のみ記載する」と書かれています。

お肌のことを正しく知ろう

  • 肌ケアはシンプル
  • 美容広告には嘘がいっぱい
  • バリアーが大事

肌ケアはシンプル

肌の仕組みはとてもシンプルなので、毎日手の込んだお手入れをしなくても美しい肌を手に入れることは可能だそうです。

美容広告には嘘がいっぱい

はい、きました美容広告の嘘。やっぱりそうなんだ、みんな騙されているんですね。
お肌は4層からできていて、1番外側にあるのが角質層とわれる層です。
角質層は死んだ細胞で覆われていて栄養が届くこともなくはがれ落ちる運命にあります。
そして、角質層より奥に化粧品が届くことはなく、「角質層より奥に浸透する」といった広告は法律で禁止されています。
ですので、化粧品が奥まで浸透することはないし、そのような広告にはどこかに「角質層まで」といった注意書きがされているはずです。
多くの人が、このたった0・01〜0・03ミリの死んだ細胞の表面をうるおわせるために、化粧水をせっせと使っている、ということになるわけですが、果たして意味があるでしょうか。

バリアーが大事

肌のバリアー機能をしっかり維持すれば、肌はおのずと美しくなると言っています。
何をして何をしなくてよいかをシンプルに説明します。

何をすれば良いかの前に、本書はこれでもかというくらい、美容常識は間違っているということが強調されております。
目から鱗の美容のウソをいくつか紹介します。
何をすれば良いかを早く知りたい方は、 医師が教えるシンプルスキンケア>> へどうぞ

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美容常識のウソ

  • 顔のマッサージは逆効果
  • ゴールデンタイムの睡眠がお肌に良いはウソ
  • 水蒸気やスチームを顔に直接当てるのは逆効果
  • 顔のマッサージは逆効果

    皮膚の構造上、顔のマッサージは逆効果です。
    皮膚を持ち上げてくれているのは繊維組織というもので、マッサージすることによってこの組織がプチプチと壊れていくイメージです。
    たるんだ皮膚を持ち上げるために引っ張ったりマッサージすると、繊維組織が壊れて逆にたるんでしまうとのことです。
    美顔ローラーも使い過ぎには注意です。
    リンパの流れや血流が良くなり、一時的に皮膚がシュッとする効果はありますが、やはり繊維組織を壊す原因になります。
    もし使うならやさしく短時間で済ませましょう。
    そして、肌を擦るのもNGです。
    スキンケア用品を肌に浸透させるために擦る人がいますが、黒ずみの原因になります。
    基本的に、肌は触らない方が良いのです。

    ゴールデンタイムの睡眠がお肌に良いはウソ

    毎日決まった時間に寝れない人や、夜勤などで寝る時間が違う人には朗報です。
    午後10時から午前2時までは睡眠のゴールデンタイムと言われております。
    ここでしっかり睡眠を取ることがお肌に良いということは私も聞いていたので実践してきました。
    しかし、ゴールデンタイムの睡眠がお肌に良いということは科学的根拠がなく、しっかり睡眠時間を取れば、寝る時間は何時でも良いそうです。
    ※睡眠時間を確保しなくて良いというわけではありません。睡眠不足はやはり、お肌の敵です。

    水蒸気やスチームを顔に直接当てるのは逆効果

    保湿のために顔に蒸気を当てるのは、逆効果です。
    当てた直後は保湿されますが、すぐに蒸発します。
    また、長時間蒸気を当て続けることで肌の構造が乱れ、角質層より深部に蓄えられている水分まで蒸発してしまい、逆に乾燥肌を引き起こす原因となります。
    さらに、蒸気を当て続けると雑菌によりニキビなどの肌荒れの原因となります。
    乾燥から肌を守りたいのであれば、蒸気を直接当てるのではなく、加湿器などで部屋全体を加湿するようにしましょう。

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美容成分のウソ

  • レチノールはシミ・シワ改善になるはウソ
  • コラーゲンを食べると良いはウソ
  • セラミドは化粧品で補う価値アリ
  • レチノールはシミ・シワ改善になるはウソ

    似た名称のトレチノイン(レチノイン酸)は肌のターンオーバーを促し、シミ・シワの改善やニキビ治療に効果があることがわかっています。
    ただし、日本では化粧品や医薬部外品にトレチノインを使うことは認められていません。
    そこで各化粧品会社が配合しているのがレチノールです。
    このレチノールの成分をトレチノインの成分として謳っている商品も多いそうですが、レチノールはビタミンAの別称で、その効果はトレチノインの100分の1程で、あまり効果は期待できないそうです。
    トレチノインを使うには医師に処方してもらう必要があります。
    トレチノインは効果が強い反面副作用もあるそうなので、医師と相談しながら使うようにしてください。

    コラーゲンを食べてもコラーゲンは増えない

    コラーゲンはタンパク質の一種で、人の身体のタンパク質の約40%を占めています。
    そして、お肌のハリや弾力を司る真皮は、このコラーゲンでできています。
    これを聞くと、コラーゲンええやん!て思いますが、コラーゲンを食べても身体の中で一度分解されて、新たなタンパク質を作る材料になります。そのため、食べたコラーゲンが、身体の中でコラーゲンになるとは限らないそうです。
    コラーゲンを食べるくらいなら、コラーゲン生成に役立つビタミンCを取るべきだそうです。

    セラミドは化粧品で補う価値あり

    本書で(ほぼ)唯一、化粧品で補う価値ありとしているのが、セラミドです。
    セラミドは肌の1番表面にある角質層の、細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質のひとつです。
    水と脂をサンドイッチ状に包んで、肌の構造を保護してくれます。
    こうして、肌から水分が蒸発するのを防ぐとともに、外部の刺激から肌を守ってくれます。
    つまりセラミドは、肌のバリアー機能そのものをつくっているのです。
    また、セラミドアトピー性皮膚炎の方にもおすすめできます。
    セラミドは肌の1番外側である角質層に存在しますから、スキンケアで補うことができます。ただし、値段が高い商品が多いらしいです。


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医師が教えるシンプルスキンケア

やっと本題、といった感じです(笑)

はじめに、スキンケアの心得が2つあります。
1つめは、肌になるべく触らないこと
洗顔であれ、マッサージであれ、程度にかかわらず肌に触ることは刺激になります。肌にはなるべく触らないのが1番良いのです。

2つめは、洗いすぎないこと
基本的に洗顔料を使わなくても、ぬるま湯で洗う程度で充分です。著書は週に2回しか洗顔はしていないそうです。
さすがに週に2回は不潔なんじゃ…って思いましたが、それで良いのですね。これはやろうかどうしようか迷いますね、ぬるま湯洗顔実践してみようかな(笑)

これらを心得ていただいた上で、いよいよ実践です。

  • 最強のアンチエイジング-肌老化を防ぐための必須ケア
  • 本来の肌を取り戻すための「減らす」スキンケア
  • 加齢にともなう肌の「酸化」をどう防ぐか

最強のアンチエイジング-肌老化を防ぐための必須ケア

肌の老化の原因は紫外線です。
紫外線を防ぐために日焼け止めは毎日欠かさず塗ってください。
シンプルすぎて肩透かしですが、毎日日焼け止めを塗ることこそがシンプルかつ最強のアンチエイジングなのだそうです。
これは冒頭で紹介した「不老長寿メソッド」にも同じ記述があり、私も実践しています。
日焼け止めで肌が荒れてしまう方は、「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」の表示がある商品に変えると良いそうです。
日焼け止めの塗り方は、こまめに重ね塗り してください。
肌にすり込むのではなく、乗せるように塗ると効果的です。
屋外で過ごす場合は、2〜3時間に一回塗ると良いです。

本来の肌を取り戻すための「減らす」スキンケア

肌に1番大切なことは、肌が本来持つバリアー機能を保つことです。
肌が綺麗な人にインタビューした時に、「特別なこと何もしてないですー」って言う人、割とよく見ますよね。
影の努力を隠してカッコつけているのだと思っていましたが、あれはどうやら本当のようです。

様々な化粧品を使うことによって、かえって肌が本来持つ機能を妨げてしまうそうです。
本書では、化粧水は使わなくて良いと何度も断言されています。

目指すのは、化粧品いらずの肌です。
そのために、今使っているスキンケア製品を少しづつ減らしていきましょう。

必要なケアの手順は以下です。

  1. まずは洗顔をシンプルな石鹸にする。(よく泡立てて洗う)
  2. お化粧をしていない時はぬるま湯で洗うだけで良い
  3. 洗顔後は化粧水はつけずに、ワセリン、オイル、セラミドなどの脂質やヒルドイドなどの保湿剤で適度に補う

※もし今まで化粧水、乳液、美容液、クリームなどたくさん使っていた場合は、まずは化粧水と乳液をやめて美容液とクリームだけにしてみる。など、少しずつ減らしていく。

基本的に、適度な洗顔と保湿で良い。ということですね。
やっぱり化粧品と乳液って要らないんですね…
美容業界の常識って怖い🥶

女性はメイク落としにクレンジングを使うと思いますが、クレンジングもとにかくこすらないことが鉄則です。

クレンジングするというと、毛穴の汚れを落とそうとぐいぐい塗り込もうとする方がいますが、いちばん効果的な使い方は、〝こすらずに、ただのせて、しばらく待つ〟。
そのあと、石けんをよく泡立てて軽く洗い流します。

すると洗い上がりにつっぱりはなく、かといってべたつかない、ほどよいしっとり感が残るはずです。  
また、仮にメイクがじゃっかん残っても、怖がる必要はありません。
角質には汚れを自動的に排除する機能が備わっていますから、自然にキレイになります。

加齢にともなう肌の「酸化」をどう防ぐか

肌の「酸化」とは、簡単に言うと体の錆びのことです。
この酸化は、活性酸素というものによって起こります。
肌が酸化することによって、シミやシワといった肌の老化をはじめ、動脈硬化やがんとも関連していることがわかっています。

通常私たちは、抗酸化力を持っていますが、なんらかの要因によって活性酸素が過剰になると酸化ストレス状態になってしまい、肌や体に不調をきたします。

よって、酸化ストレスによるお肌の老化を防ぐには、活性酸素を減らして抗酸化力を高めることです。

  • 外的ストレスと内的ストレスを減らしましょう。

【外的ストレス要因】
紫外線、空気の乾燥、摩擦などの刺激、栄養素欠乏、廃棄ガスなどの大気汚染、喫煙、激しい運動、大量の飲酒

【内的ストレス要因】
疲労や食生活の乱れ、睡眠不足などの不規則な生活、人間関係などの精神的ストレス

喫煙、飲酒はやっぱり肌にも悪いです。
「やめるのが難しいんじゃー、酒をやめるなんてありえない!」
という気持ち、わかります。
私もお酒大好きで週末に飲むビールのために生きていたといっても過言ではないくらい。
金曜日は夜に飲むお酒が朝から楽しみでした。

そんな私も今年、一念発起して今年の5月頃から禁酒しております😤
それ以来、とても調子が良いのも確かです。

内的ストレス要因も、人間関係のストレスや睡眠不足って、現代人はなかなか取り除くのが難しいですよね。
取り除けと言われても、それをどうすれば良いかわからないですが…
生活のリズムが肌にもとても大切だと言っています。
できるだけ規則正しい生活を心がけましょう。

  • 抗酸化作用のある食べ物を食べましょう

果物なら、パイナップル、バナナ、キウイフルーツ、りんご、メロン、マンゴー。野菜では大根、にんじん、にんにく、たまねぎ、ほうれん草、アスパラ、ニラがおすすめ。

美肌の基本はバランスの取れた食事からです。
そして適度な水分補給をすることで、体内から潤いを満たしてくれます。
食べ物なら簡単ですね、お肌のために積極的に取っていきたいです!

まとめ(感想)

美容の常識は、やっぱりウソが多いと言うことがわかりました。
当然のように毎日使っていた化粧水は、やはり要らないものでした。
テレビであれだけ美容CMを流されたら信じてしまうのも仕方ないです。

やることは至ってシンプルでした。

  • 日焼け止めを毎日塗ろう
  • 肌には触らない、洗いすぎない
  • よく食べて、よく寝て抗酸化力を高めよう
  • (できれば)お酒とタバコは控えよう

シンプルだからこそ難しい気がします(笑)
美肌を手に入れたい方は、できることからちょっとずつ始めてみてはいかがでしょうか!

以上!

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本記事のまとめでは、わかりやすくするために、なるべく結論だけを載せております。根拠や解説は本書に詳しく記載されております!